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空中線
「空中線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
空中線の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
しました。先ず五分間ばかりは、僕が呼出信号を空中へ打って出します。それから今度は
空中線を受信機の方へ切り換え、それから五分も十分も耳を澄まして何処からか応答があ....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
の在処を云いあてた。 「J、O、A、K!」 神社の隣りに聳え立った、JOAKの
空中線鉄塔のあたりから、アナウンサーの声が大きく響いた。 弾薬函の傍に跼ってい....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
音のしないように、機械を持ちこんだ。 機械は、電波をつかまえるため小さい特殊型
空中線《とくしゅがたくうちゅうせん》と、強力なる二次電子増倍管《にじでんしぞうば....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
しらべますから、待っていてください」 千ちゃんはふしぎに思って、テレビジョンの
空中線回路へ監視燈をつっこんでみると、燈がつかない。なるほど電流が通っていない。....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
と正気にかえって、命ぜられた方向探知器にとりついた。 甲板のうえに出ている枠型
空中線の支柱を、把手によってすこしずつ廻していると、電波がどっちの方向から来てい....
「脳波操縦士」より 著者:蘭郁二郎
は、そろそろ変な話になって来た、と思いながら、そのアンテナという温室上の、数条の
空中線を見上げた。 「この温室は全部東西に縦に建っているんだ、その上アンテナを張....