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空弁
「空弁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
空弁の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「刻々」より 著者:宮本百合子
く合点をした。 特高が留置場へ来た。 自分を出させ、紺木綿の風呂敷でしばった
空弁当がつんであるごたごたした臭い廊下へ出るといきなり、 「女中さんが暇を貰いた....
「栄蔵の死」より 著者:宮本百合子
にして、どうする気なんだろうとも思った。 火ともし頃になって恭二と良吉が局から
空弁当を下げて帰るまで枕元に座ったっきり栄蔵はお君のそばをはなれなかった。 良....