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空目
「空目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
空目の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
りでなく、衣笠どのの眼にまでも、ありありと見えたとあるからは、臆病者のうろたえた
空目《そらめ》とばかりも言われまいよ」 夢のような心持で、千枝太郎はこの話を聴....
「妖婆」より 著者:岡本綺堂
明かりを頼りにぼんやり見たのですから自分にも確かなことは判りません。もしや自分の
空目かと思ったのですが、どうもそうばかりではないらしく、一人の婆が真っ白な姿で路....
「蛾」より 著者:室生犀星
ていた。 おあいは、又しつこく訊ねたが、堀は、混み入った数を算えるときのような
空目をしながら考え込んでいたが、幾度も吐息をついて手をふって見せた。 「おれ自身....