空説[語句情報] »
空説
「空説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
空説の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坑夫」より 著者:夏目漱石
したほどに、心が云う事を聞かない。だからここに申す三策は、みんな釈迦《しゃか》の
空説法《からぜっぽう》である。もし講釈をしないでも知れ切ってる陳説《ちんせつ》な....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
、この種の怪談、又は絵画等に依って説明され来りたるところにして、一見、荒唐無稽の
空説なるが如く見ゆるも決して左に非ず。すなわち、この怪談に於て、単にその首だけが....
「暗黒星」より 著者:黒岩涙香
太陽が、原因の如何に関せず、突然に熱度を変ずべしとの想像は何等の実験にも根拠なき
空説なり。」 三十一 こうなると又、理学博士の許へ、続々と問い合わせが来る。もし....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
知れないほどだ。もって、平家の末路へ寄せた世人の通念はわかるが、どこまでが真実か
空説か、真偽は問題の外である。ただ、あれには裏面もあることで、どこかで生き長らえ....