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突撃
「突撃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
突撃の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
えん》」の沈没する所もあった。敵の赤児を抱《だ》いた樋口大尉《ひぐちたいい》が、
突撃を指揮する所もあった。大勢の客はその画《え》の中に、たまたま日章旗が現れなぞ....
「将軍」より 著者:芥川竜之介
けざまにこう絶叫していた。その光に透《す》かして見れば、これは頭部銃創のために、
突撃の最中《さいちゅう》発狂したらしい、堀尾一等卒その人だった。
二....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
し、安全弁を欠く結果となる。ソ連に於ける毎度の粛清工作はもちろん、ドイツに於ける
突撃隊長の銃殺、副総統の脱走等の事件も、その傾向を示すものと見るべきである。統制....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
電灯を波形に、うちふった。ゾロゾロと部下が、集って来た。 頃合はよかった。 「
突撃だッ。一イ、二ウ、三ッ!」 ワッと喊声をあげて、一同は手に手に、拳銃を持っ....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
早くも味方の旗色の悪いのを見てとった。 「大江山君、この儘じゃあ危いぞ。警官隊に
突撃しろと号令してはどうだ」 「
突撃したいところですが、駄目です。卓子だの椅子だ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
く寝られた。その後放送で初めて知ったが、二十五日夜八時にサイパン島へわが航空隊が
突撃した由なり。そのために相手はこられなくなったわけ。私達はいい気持で寝、代りに....
「今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
洪青年の意に従って、われわれは敢然、鑿岩車を駆って、怪音のする地点に向け、最後の
突撃を試みました。 やがて、一段と大きく岩の崩れる音とともに、われわれは思いも....
「大使館の始末機関」より 著者:海野十三
ないという法はないのじゃ。不思議という外ない」 「ですが、わが部下の話では、その
突撃隊の毒蛇が、金博士の腕と足とにきりきりと巻きついたのを双眼鏡でもって確めたと....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
ついた。そこで若い連中は勢をもりかえし、 「それ行け。今のうちだ」 と、大勢で
突撃して行った。 天幕は、一本の松の木にひっかかり、風に吹かれてゆらゆら動いて....
「火星兵団」より 著者:海野十三
ものだと思っているかね。列車を走らせたり、ラジオで通信したり、戦車を千台も並べて
突撃させたりは出来るだろうが、宇宙にみなぎる力に比べれば、そんなことは、ほんのち....
「怪塔王」より 著者:海野十三
うじゃないか」 塩田大尉は、一彦をふりかえって、はげましました。 「ええ、僕も
突撃しますよ。もうなにが出てきたっておどろくものですか」 「よろしい、その元気、....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
とめるためだ」 と語る隊長大月大佐の言葉は、火のように熱してきた。 死か
突撃か 「――ところが残念にも、われわれの仕事は途中で折れてしまった。若鷹丸は、....
「世界怪談名作集」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
帝は命令した。 彼の声にはすでに感情を失った響きがあり、その両手も力なく垂れ、
突撃的なる暗黒と向う見ずに戦っているうちに、その赫々たる両眼は何物も見えなくなっ....
「人造物語」より 著者:海野十三
りに、人造人間製造会社が、驚くべき繁栄をなすことであろう。人造人間の幾師団かが、
突撃するうしろには、人造人間母艦(というのはおかしいが)があって、死んだ人造人間....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
しく述べたから省略する。 一概に散兵戦術と云うも最初は散兵はむしろ補助で縦隊の
突撃力が重点であった。それが火薬の進歩とともに散兵に重点が移って行った。それでも....