窓の雪[語句情報] » 窓の雪

「窓の雪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

窓の雪の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
懶惰の歌留多」より 著者:太宰治
はきだめの瓜の花一輪を、強く、大事に、育てて行こうと思いました。 ほ、蛍の光、窓の雪。 清窓浄机、われこそ秀才と、書物ひらいて端座しても、ああ、その窓のそと....
興津弥五右衛門の遺書(初稿)」より 著者:森鴎外
遺書蝋燭の下にて認めおり候ところ、只今燃尽き候。最早|新に燭火を点候にも及ばず、窓の雪明りにて、皺腹掻切候ほどの事は出来申すべく候。 万治元|戊戌年十二月二....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
の雪田に取り巻かれている。此雪田は小黒部の北の谷に続くもので、雪量の多いことは大窓の雪渓にも劣らないように思える。北から西へかけては破片岩の急斜面に偃松が脊伸び....
黒部川を遡る 」より 著者:木暮理太郎
直すと、池ノ平の鞍部へは出ずに近道をして池の畔に下り、そこから右に岩径を伝いて小窓の雪渓に出で、やがて三窓の雪渓と合した北俣の河原を辿って、劒沢との出合に達した....