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立ち籠める
「立ち籠める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立ち籠めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雛妓」より 著者:岡本かの子
い箸を採りはじめる。木の芽やら海胆やら、松露やら、季節ものの匂いが食卓のまわりに
立ち籠めるほど、わたくしはいよいよ感傷的になった。十八年の永い間、逸作に倣ってわ....
「開運の鼓」より 著者:国枝史郎
一 将軍家斉の時代であった。天保の初年から天候が不順で旱天と洪水とが交※道に横たわり死骸から発する腥い匂いが空を
立ち籠めるというありさまであった。 上野広小路に救い小屋を設けて、幕府では貧民....