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立入禁止
「立入禁止〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立入禁止の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「播州平野」より 著者:宮本百合子
っかり知っていた。が、雨戸をしめて、何も知らなかった。何故なら、その附近は厳重に
立入禁止であったし、すべては、知ってはならないことなのであったから。 ここには....
「乳色の靄」より 著者:葉山嘉樹
の出来た間中は、彼は此地方切っての辣腕家であった。 他の地主たちも、彼に倣って
立入禁止を断行した。そして、累卵の危きにある(地主の権利)を辛うじて護る事が出来....
「火星探険」より 著者:海野十三
からねえ、“この地区では瓦斯実験を行うので危険につき今日の正午以後翌日の正午まで
立入禁止だ”と繰返し注意を与えてある。だから、このへんにまごまごしている者はいな....
「聖女人像」より 著者:豊島与志雄
らない、寂寥の深淵の孤独圏のことだ。然しそれはまだ誰にも洩らしたくはない。それは
立入禁止の聖域なのだ。――私は別な方面から言う。 「先ず、一応、社会が解体してし....
「影のない犯人」より 著者:坂口安吾
んとなく今日まで生きぬくことができたのである。こういう事情であるから、並木先生の
立入禁止が変に発展した場合には、彼らの唯一の安住の地を失う怖れがあったのである。....
「入営する青年たちは何をなすべきか」より 著者:黒島伝治
同志や親爺には、工場主の賃銀の値下げがある。馘首がある。地主の小作料の引上げや、
立入禁止、又も差押えがある。労働者は、働いても食うことが出来ない。働くにも働く仕....
「魔都」より 著者:久生十蘭
来、真名古捜査課長ともあろうものが、有明荘の現場整備から除外されたり、犯罪現場の
立入禁止を受けたり、そのほか並々ならぬ屈辱と妨害を受けたが、なおもまたここで、何....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
なければならない、こう愚考するものであります。」(某氏就任の辞) 「立毛差押」「
立入禁止」「土地返還請求」「過酷な小作料」――身動きも出来なようにところをねらっ....