立文[語句情報] »
立文
「立文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立文の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
ば私的な文化統制活動によって、敷衍され拡大される、という事実を忘れてはならぬ。対
立文化に対する階級道徳的判断は、国家権力のこの法的後援を得ることによって、私的で....
「源氏物語」より 著者:紫式部
波もたちかへり君が御禊《みそぎ》の藤《ふぢ》のやつれを 紫の紙に書いた正しい
立文《たてぶみ》の形の手紙が藤の花の枝につけられてあった。斎院はものの少し身にし....
「源氏物語」より 著者:紫式部
きらぬころに中の君の所へ薫の手紙が届いた。例のように外見はきまじめに大きく封じた
立文であった。 いたづらに分けつる路の露しげみ昔おぼゆる秋の空かな 冷ややかなお....
「源氏物語」より 著者:紫式部
小さい童女が緑の薄様の手紙の大きい形のと、小さい髭籠を小松につけたのと、また別の
立文の手紙とを持ち、むぞうさに走って来て夫人の前へそれを置いた。宮が、 「それは....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
は故郷ニヴェールの地に贈られた。(私はそれを一九二八年、ニヴェールのニエーヴル県
立文庫に寄託した。) それらの十巻を書き上げるには約十年間を要した(二)。ス....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
ィスト的学生もあれば、論争が直ちに闘争となるような暴力団体もあり、禅宗のように不
立文字を標榜して教学を撥無するものもあれば、念仏の直入を力調して戒行をかえりみな....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
で行くような、絶望さを感じてきた。
「よく、剣禅一致と申すことを聞きまするが、不
立文字《ふりゅうもんじ》にて、生死を超越する境地は、剣も、禅も同じと致しまして、....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
金額はその遺書に基き親族の反対ありしにもかかはらずやがてゴンクウルアカデミイ(私
立文芸院)設立の基本財産となりぬ。ゴンクウル文芸院は千九百三年仏国政府より公然学....