立方[語句情報] »
立方
「立方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立方の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
の作り物の荷物を受け取った。 思いのほか小さいものであった。といって一メートル
立方ぐらいの箱にはいっていた。ぼくたちは、ホテルの一室で、扉に鍵をかけ、この秘密....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
謂《いわゆる》小田原評定的な調子を露呈するに至った。無理もないことである。この連
立方程式の答を出すには、方程式の数が足りないのである。いやそのいくつかの方程式の....
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
があったとしても、こっちは作戦おさおさ怠りなのであるから、ただちに起って、異議申
立方を撃滅するであろう。 公告決定の悦びを、発明者田方堂十郎氏に一刻も早く伝え....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
壊することによって説明しようと試みた。彼は地殻を構成する普通の岩石中には一〇〇万
立方キロメートル毎に平均八グラムのラジウムを含んでいるという結果を得た。そこで、....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
多分にある。日本は今次の敗戰によつて、世界に先驅けた平和憲法を制定したが、一歩獨
立方式を誤れば、神聖なる新日本の意義は完全に失われてしまうであろう。繰返して強調....
「地球盗難」より 著者:海野十三
い。まあそんなわけで、この村には興味ふかい謎がウンと落ちているのだ。まるで多元連
立方程式の、その要素をなす一つ一つの方程式があっちこっちにバラバラ落ちているとい....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
解きがたいものであっただけに、係官たちはお手伝いお末が次に如何なる証言をして、連
立方程式の数を揃えてくれるかと、興味を深くしていた。 お末こと、本郷末子は、例....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
ところだった。博士の立停って指すところに、一つの木箱があった。箱の大きさは二|米
立方。 「これじゃ。この中に入っとる」 「まあ、危くありませんの」 「いや、まだ....
「獏鸚」より 著者:海野十三
BAKUOOのBAの字もありはしない」 「やっぱり駄目だね。なんという六ヶ敷い連
立方程式だろう。もっとも方程式の数が、まだ足りないのかも知れない」 「おい、帆村....
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
出された、と風説したのでござんすから。」 「は、いかにも師匠が魔でなくては、その
立方は習われぬわ。むむ、で、何かの、伊勢にも謡うたうものの、五人七人はあろうと思....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
れがために、貴方ね、舞の師匠から、その道成寺、葵の上などという執着の深いものは、
立方禁制と言渡されて、破門だけは免れたッて、奥行きのある婦ですが……金子の力で、....
「虫喰い算大会」より 著者:海野十三
参ったようなシャーロック・ホームズ探偵的な解き方ではなく、その運算書から多元の聯
立方程式を得、それからばりばりと解いていく方法もございます。つまり代数的解き方で....
「科学者と夜店商人」より 著者:海野十三
ていたがややあって、すこし表面波の小さいのが現れたと思うとポッカリと真黒い二|糎
立方位の物が浮かび出でた。よくみると、それは小さい鵜烏であった。全身は真黒で、嘴....
「宝永噴火」より 著者:岡本かの子
間もなく聖者は自身の存在感を失って、天地にただ真白く、肉のようにしねしねした質の
立方体だけが無窮に蔓こっていた。どこからそれを眺めて居るのか、眺めている自身がそ....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
すれば大丈夫でしょう」 「おい胸囲の一インチと言えば酸化作用で言えば一日、約五万
立方フィートの酸素の作用を減少さすわけだぜ! そんなに、君の言うように簡単にゆか....