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立臼
「立臼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
立臼の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
上を話して、学問もいたしません、剣術も心得ませんが、膂力は有ります、人が綽名して
立臼の權六と申し、両手で臼を持って片附けますから、あれで力は知れますと云ってある....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
立っている娘の頭から水が吹き出す、力持の女の便々《べんべん》たる腹の上で大の男が
立臼《たちうす》を据えて餅を搗く、そんなような絵が幾枚も幾枚も並べられてある真中....
「百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
処女地は窮尽してしまったと思われる。 二十六 百姓弥之助は荻窪で
立臼《たちうす》と杵《きね》を一組買い求めた。 臼は尺五寸位の欅《けやき》、極....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
とを目的とした。米精白の趣味流行とも名づくべきものは、つまり簡便なる籾摺機械が、
立臼・手杵と手を分かってから後の事であった。それ以前の久しい期間は、籾の俵入れこ....