»
端部
「端部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
端部の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「省線電車の射撃手」より 著者:海野十三
へ入ってみた。 「課長どの」と多田刑事は警部をオズオズと呼んで、この車輌の一番先
端部にあたる左側客席の隅を指した。 「ここの隅ッ子に龍子が腰を下ろしていました。....
「死の快走船」より 著者:大阪圭吉
叩いて見ながら、 「いいヨットだなあ。バランスもよさそうだ」 と急に重心板の下
端部を、注意深く覗き込みながら、 「こりゃ君、粘土が喰っ附いてるじゃあないかね?....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
※って、私との距離を半分、それから三分の二、それから四分の三と縮めて来た。竜骨前
端部の下で波が白く泡立っているのが見えた。革舟の中の私の低い位置からは、船は非常....
「猫の穴掘り」より 著者:寺田寅彦
猫が庭へ出て用を便じようとしてまず前脚で土を引っかき小さな穴を掘起こして、そこへしゃがんで体の後
端部をあてがう。しかしうまく用を便ぜられないと、また少し進んで別のところへ第二の....