竹内式部[語句情報] »
竹内式部
「竹内式部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
竹内式部の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
こち、あちこちと歩いた。 古代復帰の夢はまた彼の胸に帰って来た。遠く山県大弐、
竹内式部らの勤王論を先駆にして、真木和泉以来の実行に移った討幕の一大運動はもはや....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
る。したがって美作は同じ程度に、勤王思想を嫌忌した。で、有名な宝暦事件、すなわち
竹内式部なる処士が、徳大寺卿をはじめとして、京都の公卿に賓師となって、勤王思想を....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
ヶ谷にはこれらの流罪人を入れた牢屋がまだ残っていた。三宅島の流罪人名士をあげると
竹内式部、山県大弐の勤王学者、絵師英一蝶、「絵島生島」の生島新五郎、侠客小金井小....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
、宝暦変の折だった。――明和二年の今から数えて八年前、京都で起こったあの騒動――
竹内式部の密謀が破れ、公卿十七家の閉門を見、式部は遠流、門人ことごとく罪科になっ....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
前、かれが所司代として京都に在職していた当時――宝暦の事変が起った時には、自身、
竹内式部をしらべ公卿十七家の処分をして、相当にその手腕をみせたものである。 「お....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
こめたが、胸底の憂暗、かれの横顔をおそろしく青くみせた。 「堂上方を中心として、
竹内式部、山県大弐、そのほか西国の諸侯数家、連判をなし血誓の秘密をむすび、自分は....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
柳荘堂山県大弐、三千人の門下を擁して、ひそかに、京の堂上方、阿波の蜂須賀、宇治の
竹内式部などと気脈を通じて、ある大事を着々とすすめているというのだ。 密訴の者....