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竹簾
「竹簾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
竹簾の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あそび」より 著者:森鴎外
傘を立てて置いた。まだ帽子は二つ三つしか掛かっていなかった。 戸は開け放して、
竹簾が垂れてある。お為着せの白服を着た給仕の側を通って、自分の机の処へ行く。先き....
「鶏」より 著者:森鴎外
た。 表通は中くらいの横町で、向いの平家の低い窓が生垣の透間から見える。窓には
竹簾が掛けてある。その中で糸を引いている音がぶうんぶうんとねむたそうに聞えている....
「雁」より 著者:森鴎外
夕方に通って見ると、打水のしてある家があった。寒い時は障子が締めてある。暑い時は
竹簾が卸してある。そして為立物師の家の賑やかな為めに、この家はいつも際立ってひっ....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
る。 その背後には六人のわらべ達が並んで立っている。なよたけの和琴の音は、右手の
竹簾の向うの奥の間から聞えて来るらしい。……… 「唄」が終ると、なよたけの弾いて....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
万台の手機が動くといいます。主な用途は畳縁であります。加越の境にある石動では、「
竹簾」を挙げるべきでしょうが、この附近でよく見かける「藤帚」は全く他の地方にない....