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「笑柄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

笑柄の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死生」より 著者:幸徳秋水
りに過ぎぬ。只だ是れ東海に不死の薬を求め、バベルに昇天の塔を築かんとしたのと同じ笑柄である。 成程天下多数の人は死を恐怖して居るようである、然し彼等とても死の....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
翼をとりあげその住巷を追放せられて、他の巷《ちまた》にうつしかへられける。一時の笑柄《わらひぐさ》のみなりしかど、珍しきことなればしるす、寛政の前のことなり」 ....
死刑の前」より 著者:幸徳秋水
。ただこれは、東海に不死の薬をもとめ、バベルに昇天の塔をきずかんとしたのと、同じ笑柄である。 なるほど、天下多数の人は、死を恐怖しているようである。しかし、彼....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
であるが、無邪気なる小学児童が苦心のあまりに出でた作文の結果とすれば、単に一場の笑柄《しょうへい》のみです。 ついでにもう一つ――これは大菩薩峠の著者が、小学....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
。尤もその肖像の体勢が、私よりも不折氏の方に肖《に》ているという事はその席上での笑柄に上って、少数ながら面白い会であった。それから、郷地の松山の知人達においても....