笑止し[語句情報] »
笑止し
「笑止し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
笑止しの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
土手あらんや」と力んだという批評家は誰だか忘れたがこの連中の一人であった。緑雨は
笑止しがって私に話したが、とうとう『おぼえ帳』の一節となった。 上田博士が帰朝....
「明治の文学の開拓者」より 著者:内田魯庵
う乎、空谷の跫音といおう乎、著るしく世間を驚かしたものだ。 自分の事を言うのは
笑止しいが、私は児供の時から余りアンビションというものがなかった。この点からいう....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
るようには思われませんけれども、面白いという点には確かに賛成が出来る。まあ面白|
笑止しく歌を謡い踊を跳りあるいは酒を飲み、常に得難い美食をするのが既に無上の楽し....
「六号室」より 著者:瀬沼夏葉
代が来ようと済してもいられるでしょうが、いや、私の言うことは卑いかも知れません、
笑止しければお笑い下さい。しかしです、新生活の暁は輝いて、正義が勝を制するように....