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「笑気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

笑気の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ました。 そうすると、あくまで、わたしをいじめ抜いていた姉が、急に飛び退いて、冷笑気味になって申しました、 『白々《しらじら》しいことをお言いでないよ、そのお腹....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、次から次へとこの鎧櫃の中へ蔵《しま》いはじめました。 お絹は、その手つきを冷笑気分で見ていましたが、そう思って見るせいか、七兵衛の金を蔵う手つきまでが堪らな....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ょう。 「のろま!」 がんりきはカンテラを持ち上げて、清次が逃げて行った方を冷笑気分に見廻し、 「ぼろっ買い! だが、のろまがのろまでねえ証拠には、ぼろっ買い....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
か仏心あるやり方だ。今時の鬼は、なかなか開けて来ている。七兵衛は、こんなような冷笑気分も交って、やがて思いきって、一つ家の前へ進んで、その戸を叩いてみると、中か....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ここまで読んで来た時、神尾主膳の目頭《めがしら》が熱くなってきました。今までは冷笑気分、興味本位だけで多分を読んで来たが、ここでは目頭が熱くなったものですから、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
がいい」 福村は神尾を抑えたり抱えたりして、うろたえ廻っているのを、お銀様は冷笑気味で後目《しりめ》にかけて、弁信が投げ込まれた井戸へ近づこうとしたが、井戸の....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
からないから、この時も負惜みの捨台詞《すてぜりふ》だろうと思って、やはり七分の冷笑気味でおりましたが、暫くして、また足音が聞え出したので、オヤと思いました。さて....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、最初のあの瞬間にほとばしり出した涙も、今になっては、すっかり乾いてしまって、冷笑気分が豊かです。ただ夕陽のような火の色だけが、二人の坐像を、紅と黒とにかっきり....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
が、鯨が魚でないなんぞと言い出された時に、番兵さんがうけがいません。のみならず冷笑気分になって、 「熊の浦で、鯨の捕れたなんて話はあるが、木曾の山の中に、鯨が泳....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ナス・トンプソン(人)Silvanus Thompson. イギリス。電気学者。笑気 Laughing gas 亜酸化窒素、Nitrous oxides. のこ....