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第一線
「第一線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
第一線の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
熱耐圧服の一着すら手に入れることは出来なかった。従って両人は甚だ残念ながら報道の
第一線から退《しりぞ》く外なかった。そして、“有名なる第一報者のハリ・ドレゴ”と....
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
のためにもよくない。 次に会社はもう少し後継者の養成に留意しなければいけない。
第一線に立つもののことばかりしか念頭においていないから、ごく少数のものが一時に去....
「振動魔」より 著者:海野十三
閑暇をもてあましたらしい夫人は、間もなく健康を恢復して更生の勢いものすごく社会の
第一線にのりだして行った柿丘秋郎の関係している各種の社会事業に自らすすんで、世話....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
をあけて室外に出ると、 「先生、なにも変ったことは御座いません」と、今夜の警戒の
第一線に自ら進んで立っていた松ヶ谷学士が、いきなり博士に顔を合わせて、こう囁いた....
「省線電車の射撃手」より 著者:海野十三
けたわけではありませんが、始終注意しています。ひょっとすると、事件の成行次第で、
第一線に立たなきゃならないかも知れません。僕はこの事件に、非常な魅力を感じていま....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
おれの命があぶない。」 かれは常にこう言っていた。そうして、かの手斧を持って、
第一線を前にして立っていると、うわばみは眼をいからせて向って来るが、
第一線の前に....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
太い指でぽりぽりとかいた。 「兵曹長のいう通りだ。今の話でいくと、これからの防空
第一線は、成層圏、いや成層圏よりも、もっと上空のあたりになるぞ。幕状オーロラ(極....
「火星兵団」より 著者:海野十三
くなった。
「もちろんですとも。どこへでも、いきますよ。われわれは、大宇宙にある
第一線部隊ですね」
「うむ、そうだ。だから、どんなことがあっても、負けられんのじ....
「空中漂流一週間」より 著者:海野十三
なしたわけでもなかろうが、六条|壮介のうえにとつぜん不幸な事件が降って来て、彼は
第一線を退かなければならないこととなった。 その不幸な事件というのは、或る日彼....
「空襲警報」より 著者:海野十三
はありますが、一体に静穏であります。防護団にあると家庭にあるとを問わず、この防空
第一線を死守されました皆様に、衷心から敬意を表して放送を終ります。JOAK」 「....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
目下読書界に白熱的人気の焦点にある新進女流探偵小説家(新進だなんて失礼ナ、既成の
第一線作家だわよ――と、これは、梅ヶ枝女史の憤懣である)の梅ヶ枝十四子さん。景品....
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
お願いいたしたいのです。 なにぶんにも小生は、ほとんど日夜静臥中の病人であり、
第一線的な運動に名前を連ねること自体がすでにこつけいなことなのです。また、療養の....
「母と娘」より 著者:岡本かの子
性の過剰な国にあっては、地球をめぐって日の没せざる大英帝国を護るに女軍の補助、否
第一線に立つ必要を痛感します。ママは外国の此の恐ろしい戦闘準備を見ないから呑気で....
「『火星兵団』の作者の言葉」より 著者:海野十三
質をもつわれわれ日本民族は、他の民族よりも進んで勉強し、地球全体の中から選ばれた
第一線民族として、宇宙から来る外敵に対して、いさましく立上らねばならないのです。....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
の傾向に分ける事が出来る。 1 最初から方針を確立し一挙に迅速に決戦を求める。(
第一線決戦主義) 2 最初は先ず敵を傷める事に努力し機を見て決戦を行なう。(第二....