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第三階級
「第三階級〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
第三階級の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宣言一つ」より 著者:有島武郎
ーソーやヴォルテールなどの思想が縁になって起こった革命であっただけに、その結果は
第三階級者の利益に帰して、実際の民衆すなわち第四階級は以前のままの状態で今日まで....
「想片」より 著者:有島武郎
するのを告白せざるをえない。
かかる場合私の取りうる立場は二つよりない。一つは
第三階級に踏みとどまって、その生活者たるか、一つは第四階級に投じて融け込もうと勉....
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
豈《あに》奮発勉励せずんばあらざるべけんやである。 職人の供給過剰 東京市中の
第三階級、即ち赤切符等は現在どんな生活をしているか。 これはなかなか大問題で、....
「木の芽だち」より 著者:宮本百合子
る。経済の上に、従って政治的権力の上に、自分たちの意志を明瞭に反映しはじめた近代
第三階級(ブルジョア)としての市民たちが、自身の活溌な精神の表現として、自分たち....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
が具体的に充分展開されていないからに過ぎない)、インテリを公平な不偏不党の中間的
第三階級と考える最も原始的なインテリ階級説に帰着することになるだろう。――仮に今....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
れてゆくその道以外にはないでしょう。
この間の本には、文学運動の過程について。
第三階級勃興当時の文学様式、その他文学方法論の問題、明治以後の文学思潮、文壇の風....
「現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
移転に過ぎないという一事である。十八世紀末のフランス革命は、貴族や僧侶の階級から
第三階級ブールジョアジーへ権力を移転さした。恰度それと同じように、ロシヤ革命は、....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
持ちをも知らなければ、貴族をも知らない、何事にもいがぐり頭だ。お前たちのいわゆる
第三階級というものは、無味、無色、無臭、無形だ。家を構える中流市民階級の夢想は、....