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「筆料〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

筆料の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
の茶と、恵山泉の名水幾瓶とを歐陽修から贈って来たものだ。蔡襄はそれを見て、 「潤筆料としては、少しあっさりし過ぎてるようだ。しかし、俗でなくて何よりだ。」 とい....
死体の匂い」より 著者:田中貢太郎
の妹を妻にしていた。魯文のその時分の収入は、引札が作料一枚一朱、切付本五十丁の潤筆料が二分ということになっていた。そして、切付本の作者は魯文ということになってい....
端午節」より 著者:井上紅梅
少しも不思議とは思わない。何となれば彼の「大差無し」説に依って、新聞記者はまだ潤筆料の支払いが停止しないから、こういう呑気な記事を書くので、万一政府もしくは後援....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
にもならなかったは明かである。 その頃|何処かの洒落者の悪戯であろう、椿岳の潤筆料五厘以上と吹聴した。すると何処からか聞きつけて「伯父さん、絵を描いておくれ」....