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「筆癖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

筆癖の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思い出す事など」より 著者:夏目漱石
模様だの、頭の恰好《かっこう》だのを互に比較して楽んだ。その時は画工《えかき》の筆癖から来る特色を忘れて、こう云う頭の平らな男でなければ仙人になる資格がないのだ....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
った。文句や意味を変え始めた。その仕事に彼は真の手腕を示した。文句の大体と独特の筆癖とを保存しながら、クリストフが言おうと思ったところとちょうど反対のことを言わ....
仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
猿廻しから、独楽に封じた隠語の紙を、お手に入れられたかもしれませぬが、わたくしの筆癖と隠語の文字とが、似ているなどと申しますものか! もし又それにお気附きになっ....