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「等外〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

等外の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
は偽《うそ》でない。本田|昇《のぼる》と言ッて、文三より二年|前《ぜん》に某省の等外を拝命した以来《このかた》、吹小歇《ふきおやみ》のない仕合《しあわせ》の風に....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
った。成善が東京に入った直後に、まだ浦和県出仕の典獄であった優善を訪うと、優善は等外一等出仕宮本半蔵に駕龍一挺を宰領させて成善を県の界に迎えた。成善がその駕籠に....
二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
るヂッケンスやサッカレーに対しては何等の注意を払わなかった。当時の文学革新は恰も等外官史の羽織袴を脱がして洋服に着更えさせたようなもので、外観だけは高等官吏に似....
若き精神の成長を描く文学」より 著者:宮本百合子
の思想と情熱の全精力を社会や国家や科学や芸術や教授方法に向けるのをみた。しかし何等外的な目的を持たないで、自分自身を築き上げ、時代と永遠とに対する自分達の個人的....
哲学入門」より 著者:三木清
ある。それは知性によって我々に供せられたものを肯定しもしくは否定するとき我々が何等外的な力によって決定されていないと考えて行動するという事実に存している。そして....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
買い込むがごとし。青年の書生いまだ学問も熟せずしてにわかに小官を求め、一生の間、等外に徘徊《はいかい》するは、半ば仕立てたる衣服を質に入れて流すがごとし。地理、....