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筍飯
「筍飯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
筍飯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「田端の汽車そのほか」より 著者:宮本百合子
せて、父に手をひかれて吉原の大火をその崖から眺めた。丁度日曜日で、目黒の不動へ、
筍飯をたべにつれられて行ったそのかえり道に弟と私と二人で、それぞれ父の手につかま....
「二つの途」より 著者:豊島与志雄
て、啓介を負《おぶ》ったままむちゃくちゃに馳け出すと、切角腹一杯つめ込んでおいた
筍飯を、すっかり吐いてしまったことがありましたっけ。それから……。」 河村はふ....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
に次の紙へ、 やがて死ぬ―― と書きなおして、下の句を考えていると、そこへ、
筍飯にすまし汁をそえた、遅い夜食が運ばれてくる。癆咳の女の姿と、食慾をそそる
筍飯....