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策励
「策励〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
策励の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河明り」より 著者:岡本かの子
私の意志の曲げ難いのを見て取り、せめて文筆の道で、生家の名跡を遺さしたいと、私を
策励しにかかっているのだった。 「叔母さんなんかには、私の気持ち判りません」 「....
「青年」より 著者:森鴎外
夫人は決して決して己の恋愛の対象ではないのである。 己に内面からの衝動、本能の
策励のあったのは已に久しい事である。己は心が不安になって、本を読んでいるのに、目....
「連環記」より 著者:幸田露伴
疑無い。それで保胤は性来慈悲心の強い上に、自ら強いてさえも慈悲心に住していたいと
策励していたことであろうか、こういうことが語り伝えられている。如何なる折であった....
「宝永噴火」より 著者:岡本かの子
ちょっと解説すると、この書は仏典や禅書から、いわゆる悟りの為になることや修業者の
策励になることが、抜萃してある仏教の金言警句集とでもいったような性質の書物である....