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算する
「算する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
算するの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
わからなかった。しかし僕の滞在費は――僕は未《いま》だに覚えている、日本の金に換
算すると、丁度十二円五十銭だった。....
「第五氷河期」より 著者:海野十三
いたっていない。そうではないか。火山の爆発の予知さえできていない。台風の通路を計
算する力さえない。冷害の年がくることを予報する力さえない。天気予報が、このごろに....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
kem)第二世はこの地に(多分誇張されたとは思われる報告によると)蔵書六〇万巻を
算する図書館を設立したことになっている。この時代にかの偉大なアラビア人の天文学者....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
かねていた。極く僅かの計器の誤差だけれど、それを君の話によってチェックしないで計
算すると、その時刻が午後七時四十九分十四秒と出るのだ。そいつは相当大きな誤差だ。....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
とへ連れて出た。 フランスでは、未決拘留の日数は三日間をのぞいたあとをすべて通
算する。で、僕はその日に満期となって、翌日は放免の訳だ。 あっけのないことおび....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
ら発見された宝石や古代金貨の噂は、たちまち全世界に喧伝された。それはいまの金に換
算すると、零という字を、いくつつけてよいかわからぬほど、莫大なものになろうという....
「金属人間」より 著者:海野十三
の一等があたる確からしさを、いわゆる確率《かくりつ》の法則《ほうそく》によって計
算することができる。その法則によって出てきたところの「宝くじの一等があたる確から....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
て一年三百六十五日つづけたとしたら、どうだろう。計算してみたまえ」 「計算? 計
算するのですか」 「そうだ。技術者というものは、すぐ計算をやってみなければいけな....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
予期に数倍せる貴重物質ムビウムの採集に成功、目下極力帰航中なり。只今の位置より計
算するに、本隊は今後二百三十六日十三時間二十分をもって東京に帰着する予定なり――”....
「虫喰い算大会」より 著者:海野十三
は、共に7より大なる数字だと分る。つまり8か9であろう。なぜなら、7の場合は、計
算すると五段目のとおり三桁であるのに、万位の計算である三段目も、一位の計算である....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
るものと、実質において同じである。ただ一八四六年の頃には、電磁波の伝わる速度を計
算する材料の存在しなかった事が、今日との相違である」と。 この一八四六年の後半....
「妖怪学」より 著者:井上円了
くしてかつ多き場所は、夢中に現ずること多きを見るべし。けだし、余の生活はこれを概
算するに、生まれてより今日まで、その三分二は郷里および西京に住し、三分一は東京に....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
よそ七千万人、ギリシア宗徒もまたおよそ七千万人ありという。しかして、ローマ宗にて
算するところによるに、旧教徒一億八千五百万人なり。そのほか新教諸派の信徒、世界中....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
張、交通機関の敷設とともににわかに国運発展し、欧米より移住するもの年々二十余万を
算するに至り、人口逐年増殖し、現時にありては南米第一の勢力を有す。しかして、その....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
入りのふごに入れたものである。そして決済のときには、使ったあとのからふごの数で計
算するわけだ。これに目をつけた私はふごを二重、三重にかさねる手を発明した。つまり....