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箝口令
「箝口令〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
箝口令の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
(例えば自分の新聞紙以外のジャーナリズムに於て記者は言論を発表してはならぬという
箝口令が社内で下された――恰度軍人は軍部大臣を通じて大蔵省の官吏は蔵相か次官を通....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
二・二六事件そのものに就いてばかりではなく、延いて政治的思想的言論全般に就いての
箝口令を意味している。文化思想の中枢である帝都は、約半カ年に渡って戒厳令下にあっ....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
搗てて加えて哈爾賓へ着く草々詰らぬ奇禍を買って拘留された。当時哈爾賓では畜犬|
箝口令が布かれ、箝口せざる犬は野犬と見做されて撲殺された。然るに徳永商店では教頭....
「審判」より 著者:カフカフランツ
とはゆかず、義務を忘れ買収されやすい役人を生んでいるので、そのため裁判所の厳重な
箝口令にも穴があくのだ。そこでこの点に大多数の弁護士がつけこみ、買収をやったり、....