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管区
「管区〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
管区の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
く空襲警報となった。敵の編隊は伊豆半島方面より侵入、なお後続部隊ありという東部軍
管区情報は、今日の空襲が本格的であることを都民に知らせた。「東部軍
管区情報」を都....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
イロ君。そんなことよりも配置はどこなんだか、はやく教えたまえ」 「原子熱四百万度
管区第十三区です。では三根夫さん。あなたの幸福と平安を祈ります」 「あッ、待ちた....
「空中漂流一週間」より 著者:海野十三
いか、××陣地のサイレンと同じ音色だが……」 「なにをいうんだ。あれはザバイカル
管区の号笛だ。わしはよく知っている」 それから暫くして、二人はいきなり激しい衝....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
再び立つことができないようにまでさせられてしまうにきまっている。それが川という別
管区域へ落ち込んでしまったために、相手はちょっと追窮の機会を失ったのだから、この....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
果をもたらさないばかりか、かえって人々を罪悪と誘惑に導くのみであると言って、僧正
管区長にまで問題をもちだしたほどであった。実際、衆僧の多くは長老のもとへ集まるの....
「わが血を追ふ人々」より 著者:坂口安吾
者に話した。一六二二年、宗教的地位を得るためにマニラに渡り、二三年十一月二十六日
管区長フライ・アロンゾ・メンチエダ神父によつて修道服を受け、ドン・フライ・ペトロ....
「金の十字架の呪い」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
教的な相違、ねえ……キリスト教徒の残忍な軋轢……私はあなたがいつもイギリスの牧師
管区を取り戻すのを望んでいられたと思いますよ」 「わしは宿屋へ戻りますじゃ」と坊....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
敗に終った。人道と叡智とをもって聞えたある宦官の著わした前記の教訓書では、自己の
管区に捨児養育院を設置することが提議されており、また今日では廃止されている同種の....
「決闘」より 著者:神西清
ころは、なんだか妙なものだった。 「ここの主教|猊下は、馬車を使わずに馬に乗って
管区を巡廻なさるんだが」と補祭がペンを置きながら言った、「馬上のお姿はじつに神々....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
が、一六二二年に至ってはじめて同地に行くことができた。一六二三年十一月二十六日、
管区長フライ・アロンゾ・デ・メンチェダ神父によって修道服を与えられ、誓願を立てた....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
て、青くなってぐったりノビている。 十四日夜の宮城占領の将校四人は、田中東部軍
管区司令官に説得されて自殺。残りは憲兵隊へ自首。放送会館のほうは宮城前へ行ってこ....
「坑鬼」より 著者:大阪圭吉
た。 さて、報らせを受けてその菊池技師が、滝口坑へやって来た時には、請願巡査は
管区の警察へ求援に出掛け、峯吉の安全燈を発見した係長は、検屍も瓦斯検査もひとまず....
「墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
の人が公使館武官でベルグラード在勤中、少しばかりのお世話をした縁故を辿って西部軍
管区司令官の許まで、頼みにいってやっとのことでここに引っ込んで、――東水の尾の別....
「望郷」より 著者:服部之総
理する必要があったのである。「史癖」を人は笑うであろうか? 予備隊改め保安隊第二
管区司令部がこの旭川にいまおかれているのだ。旧七師団はただ旭川に集中されていたの....
「妻」より 著者:神西清
だ。ひと暖まりして、馬も休ませにゃならん。」 居酒屋のそばでとまった。 「私の
管区にはこんな部落は一つどころじゃないのです」と医師はきいきいいう滑車のついた重....