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節の間
「節の間〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
節の間の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「錯覚の拷問室」より 著者:佐左木俊郎
み》と植え込んだその落葉樹が、晩春から初秋にかけては真っ暗に茂るのだった。その季
節の間はしたがって、教室の中も薄暗かった。そして、すぐその横手裏は便所になってい....
「河明り」より 著者:岡本かの子
アンがあると、こっちへいらっした紀念に食べた果ものになるのですがね。生憎と今は季
節の間になっているので……。僕等には妙な匂いで、それほどとも思いませんが、土人た....
「夜の靴」より 著者:横光利一
対い、しばらく黙って竹の節を眺めていた。「夏臘」という字と、「有漏」という字が、
節の間を往ったり来たりする。そのうち、だんだん、「有漏」の方が面白く押して来たの....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
だん》の口をきいたが、そのうちにはいつもたいていまじめな意味がこもっていた。四旬
節の間に、一人の年若い助任司祭がディーニュにきて大会堂で説教をしたことがあった。....
「音楽界の迷信」より 著者:兼常清佐
エテュード』As 長調――作品二五の第一――を弾くとする。その第一七小節から五小
節の間は右手が六つの十六分音符を叩く間に左手は四つの十六分音符を叩く。この曲をク....