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節欲
「節欲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
節欲の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
ろげながら神というものを恋しかけた十二三歳ごろの葉子に、学校は祈祷《きとう》と、
節欲と、殺情とを強制的にたたき込もうとした。十四の夏が秋に移ろうとしたころ、葉子....
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
当であった。そして、このための支出から、かくのごとき場合の負傷は、船長によって「
節欲」せられるのであった。 船における一切の事は、船長だけがトルコの回々《フイ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
祈祷、宗務上の祭式、施与、苦しめる者の慰安、僅少な土地の耕作、友愛、質素、歓待、
節欲、信頼、研究、労作、それらが彼の生活の日々を満たしていた。満たすというのは適....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
飲むことのできない場所だった。彼の体力は、読者の知るとおり非常に大であって、清浄
節欲な生活のために老年におよんでもほとんど減じてはいなかったが、それでも今や弱り....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
わらず、その人口は、その食物の限界を著しく緊密に圧迫しており、ために彼らは必要上
節欲を余儀なくされておるが、この
節欲たるや、古くからの不断の習慣がなければ到底人....