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節高
「節高〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
節高の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を洩らしたりしたについて想い起すは、アラビヤ人が屁《へ》を埋めた話で、これもその
節高木君へ報じたが、その後これについて、政友会の重鎮岡崎邦輔氏が、大いに感服され....
「まえがき(『真実に生きた女性たち』)」より 著者:宮本百合子
群の一員であった。自分の手にはレース手套をはめて、通りがかる野暮なスカートの女の
節高い指を軽蔑して眺めるたちの婦人ではなかった。そのことこそ、彼女の芸術上のいの....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
痩せているにもかかわらず、すこぶる頑丈な骨ぐみをして、手は大きく、指は長く、かつ
節高で、しっかりした足取りで帳場の方へ進んで行ったが、やがてどことなく間のぬけた....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
色をした顔が現われた。 彼女が手にした洋灯を、卓子の上に置くのにも、その痩せた
節高い指が、痛々しく努力するのを見て、法水は憐憫の情で胸が一杯になった。 「気が....