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「篆書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

篆書の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ヰタ・セクスアリス」より 著者:森鴎外
い事件の備忘録で、表題には生利《なまぎき》にも紺珠《かんじゅ》という二字がペンで篆書《てんしょ》に書いてある。それから机の下に忍ばせたのは、貞丈《ていじょう》雑....
明暗」より 著者:夏目漱石
て」 継子は長さ二寸五分幅六分ぐらいの小さな神籤箱の所有者であった。黒塗の上へ篆書《てんしょ》の金文字で神籤と書いたその箱の中には、象牙《ぞうげ》を平たく削《....
骨董」より 著者:幸田露伴
ったばっかりでなかったのである。そこでその定窯の鼎の台座には、友人だった李西涯が篆書で銘を書いて、鐫りつけた。李西涯の銘だけでも、今日は勿論の事、当時でも珍重し....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
れつきで、書物を読めばすぐに記憶するばかりか、大きい筆を握ってよく大字をかいた。篆書でも隷書でも草書でも、学ばずして見事に書くので、見る人みな驚嘆せざるはなかっ....
青年」より 著者:森鴎外
ったのである。 高山先生は宮内庁に勤めている。漢学者で仏典も精しい。※完白風の篆書を書く。漢文が出来て、Y県人の碑銘を多く撰んでいる。純一も名は聞いていたので....
鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
られなかった。 日露戦役後、度々部下の戦死者のため墓碑の篆額を書かせられたので篆書は堂に入った。本人も得意であって「篆書だけは稽古したから大分上手になった、」....
斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
のいわゆる常上着の晴着なしであったろうが、左に右くリュウとした服装で、看板法被に篆書崩しの齊の字の付いたお抱え然たる俥を乗廻し、何処へ行っても必ず俥を待たして置....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
までの遺作に発見されている。けれど仔細に見ると、同じ鼎形なり額形の「二天」とある篆書体の印も、決して一様でないのである。印譜の上では、同形を幾箇も見ることができ....