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「篠笛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

篠笛の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
魔都」より 著者:久生十蘭
児のジョン・ハッチソンだった。 傷口から息が洩れるかして、呻くたびにヒイヒイと篠笛のような音をたてる。カッと見ひらいた左の眼玉の上に、深沈たる夜気を映して、儚....
私本太平記」より 著者:吉川英治
みでない客、馴じみでない妓はない。 「やあ万珠、ここへまいれ、ここへ」 「やよ、篠笛。そちらの酌が先とはどうしたわけ。さきの後朝を忘れてか」 灯は新しく、酒は....