籠者[語句情報] » 籠者

「籠者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

籠者の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ろまで数町ほどの山道を歩いた。社殿にはすでに数日もこもり暮らしたような二、三の参籠者が夜の明けるのを待っていて、禰宜の打つ大太鼓が付近の山林に響き渡るのをきいて....
丹下左膳」より 著者:林不忘
大将が跳びこんでね、どうも大層なチャンバラだったが、とどのつまりわしら十人のお駕籠者まで加勢して左膳と栄三郎をおさえつけ、やっと二つの刀をとりあげましたよ、サ、....
つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
の杉並木に沿うて、二、三丁南へ下ると立売坂《たちうりざか》。 登りつめればお駕籠者の組屋敷。 と、その中途に、ちょうど饗庭の屋敷と背中合わせに、一軒の家が建....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の御眷属とよんでいる。 山犬のお札だの、山犬の木彫だの、山犬の陶器だの――を参籠者が下山の折、買ってゆくのもそのためである。 また、ほんもののお犬もこの山に....