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「米国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

米国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
る。その紅《あか》い口びるを吸わして首席を占めたんだと、厳格で通《とお》っている米国人の老校長に、思いもよらぬ浮き名を負わせたのも彼女である。上野《うえの》の音....
或る女」より 著者:有島武郎
。 「本邦にて最も重要なる位置にある某汽船会社の所有船○○丸の事務長は、先ごろ米国航路に勤務中、かつて木部孤※に嫁《か》してほどもなく姿を晦《くら》ましたる莫....
星座」より 著者:有島武郎
alebit.”……園にはどうしても最後の字の意味が考えられなかった。写真で見る米国の自由の鐘のように下の方でなぞえに裾を拡げている。その拡がり方といい勾配《こ....
かんかん虫」より 著者:有島武郎
出す様に、 畜生。 と云って、穢らわし相に下を向いて仕舞った。 (一九〇六年於米国華盛頓府、一九一〇年十月「白樺」)....
活動写真」より 著者:淡島寒月
古代を味うには頗る興味があるが、新らしい即ち現代を舞台とする筋のものでは、やはり米国製のものであろうといっているけれども、米国製品にしばしば見るカウボーイなどを....
良夜」より 著者:饗庭篁村
取扱う。随分と苦しけれど間々に新聞雑誌などを読む事も出来、同僚の政治談も面白く、米国のある大学者も活版職より出たり、必竟学問を字を習い書を読む上にのみ求めんとせ....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
右のごとしとして、さて当時の外国人は日本国をいかに見たるやというに、そもそも彼の米国の使節ペルリが渡来して開国を促したる最初の目的は、単に薪水食料を求むるの便宜....
妖怪学一斑」より 著者:井上円了
が渡来して疫病が流行し、くだって敏達天皇の朝に至って、また疫病流行し、嘉永年間、米国の軍艦が渡来して彗星が現れたということがあります。これは、ひとり和漢のみなら....
妖怪談」より 著者:井上円了
日子も定限がありまして、事情再びロンドンに来ることができませなんだ。英国を去って米国へ参りましたから、ついにこの会へ出席することはできませなんだ。その後、米国へ....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
せる宗教あり。すなわち共和政治の国には、共和政治とその性質を同じくする宗教あり、米国の宗教これなり。君民共治の国には、その政体と同組織を有する宗教あり、なお英国....
西航日録」より 著者:井上円了
いは軽蔑するの風の見えざるは、ひとり称すべし。市街の秩然たる、物価の不廉なる点は米国に類す。要するに欧州中、諸般の上に格別の特色を有するものはロシアなり。 十....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
子同様に選挙権を有するだけありて、婦人の活動せるは格別なり。ただし、実際の勢力は米国のごとくはなはだしからず。さらに埋葬地および動物園を一覧して、帰路サベージク....
北海道に就いての印象」より 著者:有島武郎
ることが出来た。北海道という処はそうした処だ。 私が学生々活をしていた頃には、米国風な広々とした札幌の道路のこゝかしこに林檎園があった。そこには屹度小さな小屋....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
決勝戦なり。「世界大戦」と称するは当らず。 第一次欧州大戦後、西洋文明の中心は米国に移りつつあり。次いで来るべき決戦戦争は日米を中心とするものにして真の世界大....
色盲検査表の話」より 著者:石原忍
二つの検査表のすべてを合せたものよりも一層良好であると書いて、最後に『本表は一時米国へも来たが、昨今は全く品切になってその代りに甚だ良くないスチルリング氏表が売....