米子[語句情報] » 米子

「米子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

米子の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思い出の記」より 著者:小泉節子
うでした。 伯耆の下市に泊って、その夜盆踊を見て大層面白かったと云いますから、米子から船で中海を通り松江の大橋の河岸につきましたのは八月の下旬でございます。そ....
黄昏」より 著者:宮本百合子
。 母娘《おやこ》が顔を揃えて振向く拍子に、 「どう?」 と云いながら、主婦の米子が出て来た。片手に何か小さい壺蓋物を持ち彼女は何心なく台所の様子を見に来たの....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
嬢としての彼女に強いる家庭と、その周囲の生活気分に絶えず苦痛を感じている。友人の米子が、経済上の理由から聴講をやめ職業につくことになったのがきっかけで、学外の左....
婦人作家」より 著者:宮本百合子
ために努力した。『新日本文学』は小沢清「町工場」つづいて熱田五郎「さむい窓」、林米子「矢車草」など、職場に働いている労働者作家の作品を発表しはじめるとともに、徳....
ファシズムは生きている」より 著者:宮本百合子
米子さんへ。 お手紙ありがとう。十二月二十五日の晩は、かえりにおつれがあったか....
大町米子さんのこと」より 著者:宮本百合子
はじめて大町米子さんにあったのは、いまから十年ばかりまえのことであった。友達から紹介されて、....
一九二三年冬」より 著者:宮本百合子
自分の生活を支配されない人が、動揺し、まどい、当を求める者にたよられる。 赤江米子氏/母の或部分のような性格 はっきり自分の行く道 moral の定って居る....
往復帖」より 著者:宮本百合子
う役割をうけもちました。 ○この次は出席しても、あとは、わたしの代りとして、大町米子さんをスイセンしたいと思います。大町米子さんは女の人たちが一般的に好意をもっ....
年譜」より 著者:宮本百合子
した。民主主義文学の団体として新日本文学会が組織された。 十二月、宮本と松江市、米子市、大阪、山口市等の講演旅行に行った。 十二月に新しい日本の民主的文学へのよ....
弱者の糧」より 著者:太宰治
泣いた。翌る朝、目がさめて、その映画を思い出したら、嗚咽が出た。黒川弥太郎、酒井米子、花井蘭子などの芝居であった。翌る朝、思い出して、また泣いたというのは、流石....
時 処 人」より 著者:岸田国士
あつたから、正月料理も関西流であつた。ところが、私の代になると、家内の実家の鳥取米子流にしてもよかつたのを、強いて習慣に拘泥しないわれわれ一流のやり方で、関東、....
地上」より 著者:島田清次郎
団の襟のところに二つの桃われ髪が行儀よく並んで、顔は蒲団にかくれて見えないのは、米子と市子の二人の赤襟の少女だった。米子は今年十四ではじめて赤襟になったのだが、....
日記」より 著者:宮本百合子
のようだ。 九月二十七日(木曜) 三宅やす子、金子茂、坂本真琴、平塚明子、赤江米子、西川文子、その他で、災害救済婦人団の仕事を始る。例によって自分は、一切講演....
熊狩名人」より 著者:佐藤垢石
人と一杯やりながら、吹雪の夜を語りあかした。 この名人は、同県上高井郡仁礼村字米子の住人で、上原武知君と呼び、本年未だ四十五歳の壮者である。この野外撮影は、北....
わが寄席青春録」より 著者:正岡容
宮島貞丈君は、顔面筋肉を伸縮させるだけの百面相を演り、大河内から栗島すみ子、酒井米子まで巧みに見せた。これはのちに私が推称して、「映画時代」編集長たりし古川緑波....