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粁
「粁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
粁の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「佐渡」より 著者:太宰治
名。三等、三百二名。賃銀、一等、三円五十銭。二等、二円五十銭。三等、一円五十銭。
粁程《キロてい》、六十三
粁。新潟出帆、午後二時。佐渡夷《さどえびす》着、午後四時....
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
邃《ゆうすい》な金門公園を抜《ぬ》けて、乗っていたロオルスロオイスが、時速九十|
粁《キロ》で一時間とばしても変化のないような、青草と、羊群のつづく、幾《いく》つ....
「海底都市」より 著者:海野十三
考えれば考えるほど、むずかしいことだ。二十年も前へ物を移すということは、二十|
粁《キロ》後へ物をはこぶこととは違って、甚《はなは》だ困難なことだ。いや、絶対に....
「防備隊」より 著者:黒島伝治
突発したのが、十八日の午後十時すぎだろう。それから二時間たって、現場から四十八|
粁距ったここで守備隊の出発防備隊の召集ときているんだ。なかなか順序がよすぎるじゃ....
「火星探険」より 著者:海野十三
、サムナー博士の居る本館病院へと移動させたのであった。 本館というのは二十五|
粁《キロ》ばかり西北方へ行った地点にあり、コロラド大峡谷を目の前に眺める眺望絶佳....
「地軸作戦」より 著者:海野十三
計算によって行方が定められてある。その行方は月世界である。地球から四千六百八十|
粁距ったところに、地球と月との重心があるが、この重心を稍通りすぎるに足るくらいの....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
天空から、そろそろと降下してくる回転楕円体の「魔の空間」を発見した。それは約十|
粁ばかり東へいった、山麓附近を目がけて下りてくるようだ。 「出動――」 帆村は....
「電気鳩」より 著者:海野十三
だろう」 と、高一は、たるのなかにゆられながら、それを考えていました。 一|
粁も車が走ったかとおもうころ、車のうえがさわがしくなりました。 「おや、あの犬は....
「渡舟場」より 著者:豊島与志雄
東京近くの、或る大きな河の彎曲部に、渡舟場がありました。昔は可なり交通の頻繁な渡舟場でしたが、一
粁あまりの川下に、電車が通じ橋が掛ってから、すっかり寂びれてしまいました。附近の....
「古木」より 著者:豊島与志雄
ました。 火災は遠くの地区を嘗めつくしてゆきました。二日の夜明けには、火先は一
粁ほどのところへまで寄せてきました。潮鳴りのような音をたててる火と煙との海でした....
「荒磯の興味」より 著者:佐藤惣之助
を感ずるように、外洋に向った荒磯にでて、南洋はるか共栄圏の島々をかんじ、鵬程一万
粁の海上を望んで、只一人怒濤の巌上に皇土を踏みしめているうれしさ、この悠久たる釣....
「初雪」より 著者:秋田滋
る、荒れ放題に荒れた野原が見えた。間道が一条、柵のまえを通っていた。そこから三|
粁離れたところを通っている街道に通じる道である。 ああ! 彼女にはいま、その頃....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
rit-Le'on Walras〕)は、一八三四年十二月十六日、パリを西北に百|
粁ほど隔てるエヴルー(Evreux)の町に、オーギュスト・ワルラス(Antoin....
「地球の円い話」より 著者:中谷宇吉郎
の幅は〇・二|粍《ミリ》である。それでこの円を地球と見ると、地球の直径一万三千|
粁《キロ》を六糎に縮尺して描いたことになる。この縮尺率から計算すると、線の幅〇・....
「わが町」より 著者:織田作之助
マニラをバギオに結ぶベンゲット道路のうち、タグパン・バギオ山頂間八十|
粁の開鑿は、工事監督のケノン少佐が開通式と同時に将軍になったというくらいの難工事....