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「粃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

粃の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
いう風俗で、籾の入った箕を頭の上に載せ、風に向ってすこしずつ振い落すと、その度にと塵埃との混り合った黄な煙を送る女もあった。 日が短いから、皆な話もしないで....
みちの記」より 著者:森鴎外
し、これを棺を載するところとす。棺は桶を用いず、大抵箱形なり。さて棺のまわりに糠を盛りたる俵六つ或は八つを竪に立掛け、火を焚付く。俵の数は屍の大小により殊なる....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ゆる核であって種子ではなく、種子にはいっこうに胚が育っていない。ゆえに種子はみな《シイナ》であるからこれを播いても生えて来ない。このように種子が孕まないのは雄....
食道楽」より 著者:村井弦斎
かし人手がなくって餌を煮られないという場合には掃寄《はきよ》せ米《まい》か小麦の《しいな》なんぞを与えてもようございます。つまり粒餌《つぶえ》で小鳥を飼うよう....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
食物がオネリだという。原料にはよらなかったのである。秋田県|河辺郡のネリガユは、米の粉であってこれを午食用に供し、三重県南海岸のネリゲはまた蕎麦粉であった。こ....