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粘着性
「粘着性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
粘着性の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
けずぎらいで、鼻っぱりだけ強い、やや軽率と思われているほど気の早いところのある、
粘着性のうすい、申分ないほど、末期的江戸|気質《タイプ》を充分にもった、ものわか....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
が薄い膜に包まれている、泡立てるとその膜が破れて細胞が離れる、離れた細胞は自分の
粘着性を以て空気を包むから段々|膨《ふく》れて大きくなる、それがために人の胃腸へ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
或るお医者は同じ暑さの時に日本では西洋ほど日射病の沢山ない訳は人の皮膚《ひふ》に
粘着性が強いからだと申します。してみると人間の身体《からだ》や皮膚も西洋人と違う....