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「系統的〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

系統的の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
通り、『原始的の宇宙開闢論はいずれも民族的空想の偶発的産物であって、したがって非系統的である。それらは通例ただ神統学(Theogony)の一章、すなわち、神々の....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
手が常時相対しており、戦場も手頃の広さである関係上、戦争の発達は西洋に於て、より系統的に現われたのは当然である。私の知識の不十分から、研究は自然に西洋戦史に偏し....
自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
れら類似の問題の中には、いくらか解釈の見当のつきかけたものもある。それらの問題を系統的に分類でもすればいいわけであるが、まだそこまでの整理ができていないから、こ....
感覚と科学」より 著者:寺田寅彦
、もし、あの複雑な模様を調和分析にかけた上で、これにさらに統計的分析を加えれば、系統的な分類に基づくスケールを設定することも、少なくも原理的には可能である。これ....
自画像」より 著者:寺田寅彦
に分かって統計表をこしらえる。こんな方法でやれば「顔の相似」という不思議な現象を系統的に研究する一つの段階にはなりそうである。 自画像はNo.2でしばらくやめ....
案内者」より 著者:寺田寅彦
唱しても、それだけでは旅行した代わりにはならない事はもちろんである。 案内記が系統的に完備しているという事と、それが読む人の感興をひくという事とは全然別な事で....
黄金虫」より 著者:佐々木直次郎
さ。が、それに関してはなにも得るところがなかったので、捜索の範囲をひろげてもっと系統的な方法でやってゆこうとしていたとき、ある朝、まったくとつぜんに頭に浮んだの....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
つべからざる有機的なる人格が生木を割くがごとく分裂するということはわれらの生命の系統的存在の破壊であって、近代人の大きな悩みであり、迷いでなければならない。なん....
地震雑感」より 著者:寺田寅彦
の破壊作用の結果として生ずる災害の直接あるいは間接な見聞によって得らるる雑多な非系統的な知識と、それに関する各自の利害の念慮や、社会的あるいは道徳的批判の構成等....
あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
うに思われています。 なるほど、すべての専門的知識及び技術がそうであるように、系統的な教育機関の存在によって、ある程度、それぞれの専門家が養成されることに間違....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
上手にやれる人はあるまいが。 ファラデーは神がこの世界を支配することに関して、系統的に考えたことは無いらしい。ニュートンやカントはそれを考えたのであるが。ファ....
歌の口調」より 著者:寺田寅彦
あろうと思う。 以上は口調というちょっとつかまえ処のないようなものを何とかして系統的に研究しようとする方法の第一歩を暗示するものだとして見てもらわれれば仕合せである。 (大正十一年三月『朝の光』)....
好色破邪顕正」より 著者:小酒井不木
わが素人探偵戸針康雄は、大平氏宅に赴いて殺人現場の捜査を行った。といっても、別に系統的な捜査を行うのではない。恋人の身を思うあまり、恥を忘れて、いわば無鉄砲に乗....
イプセン百年祭講演」より 著者:久保栄
動とはまことに密接な関係にありますが、おそらくは今後、彼の戯曲の上演を、これほど系統的に観賞批判し得る機会は、わが新劇界においてふたたび来ないであろうと信ぜられ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
れたる選手が常時相対峙しており、戦場も手頃である関係上戦争の発達は西洋に於てより系統的に現われたのである。すなわち私の研究が西洋に偏していても「戦争」の問題であ....