紀三井寺[語句情報] » 紀三井寺

「紀三井寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

紀三井寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
らぬと憤りて去りて他邦へ行き、和歌山辺へ来たらず。ために白蟻大いに繁昌し、ついに紀三井寺から和歌山城の天主閣まで食い込み、役人らなすところを知らず天手古舞《てん....
現代日本の開化」より 著者:夏目漱石
したのは好都合です。そのついでに演説をする――のではない演説のついでに玉津島だの紀三井寺などを見た訳でありますからこれらの故跡や名勝に対しても空手《からて》では....
行人」より 著者:夏目漱石
十七 そこは高い地勢のお蔭で四方ともよく見晴らされた。ことに有名な紀三井寺《きみいでら》を蓊欝《こんもり》した木立《こだち》の中に遠く望む事ができ....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
を探しながら、三十三番の札所を巡ります。先一番始まりが紀州の那智、次に二番が同国紀三井寺、三番が同じく粉川寺、四番が和泉の槙の尾寺、五番が河内の藤井寺、六番が大....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
て、せりふにくぎりをつけたが、まるきり芝居気《しばいっけ》で話すのではない。 「紀三井寺《きみいでら》の入相《いりあい》の鐘がゴーンと鳴る時分に、和歌浦《わかの....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
御狩を行うと、有田郡年中行事にあるのが、少しばかりかわっている。和歌山から程近い紀三井寺のオコナイも、正月三※の霊仏を奉じて本堂の外縁廻廊を練行すると、社会史研....