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約説
「約説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
約説の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
て社会国家に於ける法不法の尺度の問題に帰着する。 ここにホッブズの有名な社会契
約説が彼の倫理学に対して有つ根本関係が横たわる。社会は自由状態に於ける各個人が、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
かと言わるるを虞《おそ》れ、唐訳の律蔵より尤《いと》も目出たい智馬《ちば》の譚を
約説して祝辞に代え、それから意馬《いば》の奔《はし》るに任せ、意《おも》い付き次....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
と見ていいだろう。
バークは一種の社会契約論者に数えられるが、ホッブスの社会契
約説は云うまでもなく個人主義に、その意味では却って一種デモクラティックな原理に、....
「尊攘戦略史」より 著者:服部之総
違っているというのではないが、同時にサトウが三年前のモリソンの同じようなミカド条
約説とその根拠とを知らなかったろうとは、いえなかろう。木村氏には無関係だが、伊藤....
「デモクラシーの要素」より 著者:新渡戸稲造
の如く聞えた、殊《こと》にこの説の宣伝に有力であったことはかの有名なるルソーの民
約説であったから、英人の説き方とは大分異っていた。常識に基いた穏健な実着な思想と....