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「紅勘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

紅勘の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梵雲庵漫録」より 著者:淡島寒月
していわゆる巻骨ということも、その男が工夫した事だという。 物売りではないが、紅勘というのはかなり有名なものだった。浅黄の石持で柿色の袖なしに裁布をはいて、腰....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
来た。 「おやおや風向きが変った。西になった」 と、いってる声の下から、たちまち紅勘横丁へ火先が吹き出して来た。これは浅草の大通りだ。師匠の宅から正に半町ほど先....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
向って左が諏訪神社、師匠東雲の店は社の筋向うの右側にあったのです。町の中ほどには紅勘(小間物屋)があってこれも有名でした。紅勘で思い出すが、その頃、鉦と三味線で....