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紅旗
「紅旗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紅旗の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
のと判った。 夫の家では妻の亡骸を灰にして、その赤児を養育した。 海中の
紅旗 丞相(大臣)の趙鼎が遠く流されて朱崖にあるとき、桂林の帥が使いをつかわし....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
日記に、源平の争乱を記して、「世上の乱逆追討は耳に満ちたりと雖も、これを注せず、
紅旗も征戎も吾が事にあらず」といったのは有名なことである。恐らく父と心を一つにし....
「三国志」より 著者:吉川英治
った。 先鋒の毛※も、わざわざ駒を返してきて、同じ意見を曹操に達した。 「――
紅旗、東南風に仆るるは、夜襲の敵意なりと、むかしから兵家は云い伝えています。ご用....
「三国志」より 著者:吉川英治
らしくもない二の足ではないか。兵に虚実あり、実と見せて虚、虚と見せて実。いま聞く
紅旗青旗のことなども、見よがしに、敵の打ち振るのは、すなわち、我をして疑わしめん....
「三国志」より 著者:吉川英治
いわゆる蛮社の黒い猛者どもだが、弓馬剣鎗を耀かし、怪奇な物の具を身につけ、赤幡、
紅旗をなびかせ、なかなか中国の軍にも劣らない装備をもっているものだった。 これ....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
し一夜を、西行法師にまねて、ここに腰かけていたら、船戦の矢たけびも聞こえ、一門の
紅旗や楯や弓のむらがりが、暁の雲間に現じて来るかもしれない。 見せてもらえるな....