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紅葉見
「紅葉見〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紅葉見の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
の捗るのを楽しみに、宿屋から借りた古机に毎日親しんでいた。その月も中ごろになると
紅葉見物の登山客がふえて来た。ことに学生の修学旅行や、各地の団体旅行などが毎日幾....
「千早館の迷路」より 著者:海野十三
。そのずっと左の隅に立って手を上に延ばすと、玄関の扉と同じ面にある壁の装飾浮彫の
紅葉見物の屋形船に触わる。田鶴子が爪先を伸ばして、屋形船の上を指先で探っていたの....
「源氏物語」より 著者:紫式部
い時が過ぎたならまた宇治をお訪ねしようと薫は考えていた。兵部卿の宮も秋季のうちに
紅葉見として行きたいと思召してよい機会をうかがっておいでになった。お手紙はしばし....
「源氏物語」より 著者:紫式部
のに最も興味の多い時であることを申して中納言が宮をお誘いしたために、兵部卿の宮は
紅葉見の宇治行きをお思い立ちになった。宮にお付きしていて親しく思召される役人のほ....
「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」より 著者:井原西鶴
、化物ばなしの話の本の中にある赤坊の頭をかじって居るような顔をした娘でも花見だの
紅葉見なんかのまっさきに立ててつきうすの歩くような後から黒骨の扇であおぎながら行....
「皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
雨のために出鼻をくじかれて、出発はもう予定より三週間も遅れてしまった。これがもし
紅葉見物を兼ねての旅であったならば、目的の一半は既に失われた訳であるが、皇海山に....