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納付
「納付〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
納付の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「盲人独笑」より 著者:太宰治
その研究と普及に一生涯を捧げた。座頭の位階を返却す。検校の位階を固辞す。金銭だに
納付せば位階は容易に得べき当時の風習をきたなきものに思い、位階は金銭を以て購《あ....
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
のを見ると、ぜひこれを至急出願してくれといって、余の前に、出願手数料及び特許局へ
納付すべき出願印紙料として、封筒に入った金を置いた。そして、余が、その金は、まあ....
「一九五〇年の殺人」より 著者:海野十三
決。ヤーロはレッドを殺害したる罪により、金五万円也の罰金に処す。但し二十日以内に
納付すべし」 「えッ五万円を二十日間に……。そりゃひどい。月賦にしておくんなさい....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
ばこれは殆んど根本的影響を持つものでないことが判ろう(出版法改正、出版物レコード
納付案の問題を除く)。 言論の次に統制を必要とするものは映画で、内務省では各方....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
から与えている領地家督相続の証として黒印ある書面(即ち将軍の御判物)悉皆を朝廷へ
納付せよとの御沙汰があったので、それを入れたる長持を私がこの京都行のついでを以て....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
った仕合わせのように記している。しかして同年内になお二駄の年貢米がまた今林庄から
納付になっているからして、三石六斗の合計になり、かなりの収入となったのである。な....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
受ケ候処昭和十三年八月四日東京刑事地方裁判所検事局ヨリ被告人妻ユリニ対シ右罰金ノ
納付方請求有之、妻ユリハ誤ッテ之ヲ
納付シタル次第ニ有之候(領収証書番号第一〇五九....
「発明小僧」より 著者:海野十三
をあげるによろし。 (本器の売価は一個金十五円也とし、その半分は国家へ税金として
納付させる。詰め換え用家ダニ十匹|筒入十銭、五十匹筒入四十銭、百匹七十銭。なお徳....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
騰貴によって補償され、そして単に彼らが粗生生産物の消費者たるに比例してこの租税を
納付するに過ぎないからである、ということを、私は説明せんと努力し来った。実に労賃....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
、正金銀行に全部|送達《エンヴォイ》されて来たことと、財産相続の届け出、相続税の
納付、その他一切の法律上の手続きが、ちょうど昨日《きのう》で完了したことを報告し....
「来り人の地位と職業」より 著者:喜田貞吉
民ではなく、しかも現に住しているものに対して、見懸銀と称して課税した、その見懸銀
納付者の称である。来り人も多年その地に住している時には、人別を調べて課税する。こ....