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紙張り
「紙張り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紙張りの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
に紅白ないまぜのねじはち巻きをいたし、ご存じの七つ道具を重たげに背負いまして、銀
紙張りの薙刀《なぎなた》をこわきにかい込みながら、山車の欄干を五条橋に見たてて、....
「死までを語る」より 著者:直木三十五
がない。それで一策を考えて、店の金を入れる張り子の小さい籠を利用する事にした。渋
紙張りの汚い四角の籠。上部に太い竹を使ってあるが、この太い竹と、その下に使ってあ....
「トカトントン」より 著者:太宰治
そがしさだったようで、あの頃は私たちは毎日早朝から預金の申告受附けだの、旧円の証
紙張りだの、へとへとになっても休む事が出来ず、殊にも私は、伯父の居候の身分ですか....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
ちりばめて、古くさい彫刻をごてごてと施したものである。もうあちらこちら裂けた白い
紙張りの壁には、二つの大きな肖像画がもったいらしく掛かっている――一つのほうは、....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
紙、金紋の手箪笥、琴などが、綺麗に陳《なら》んでいた。そして、その前で、梅野は、
紙張りの手焙《てあぶり》へ、手をかざしていた。
「はい、不調法仕りました。以後心....
「妾宅」より 著者:永井荷風
そもそも日本の女の女らしい美点――歩行に不便なる長い絹の衣服《きもの》と、薄暗い
紙張りの家屋と、母音《ぼいん》の多い緩慢な言語と、それら凡《すべ》てに調和して動....
「穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
いう神事がある。牛乗りを承る者は、顔へ白粉を塗り額へ大の字を墨書し、裃を着し赤青
紙張りの笠を破り、手に長い竹弓と蕪矢《かぶらや》を持つ。牛の口取りは持主で焙烙《....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
べて、どこに一つの似た所もないほどちがっている。ことに電線が邪魔になる位な巨大な
紙張りの人形を作り、それを日中から担ぎまわるなどは秋田|能代にも新潟にも宇都宮に....