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「紙表具〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

紙表具の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
に茶でも運んで来たのかと思うと、かれは一向に見向きもしないで、床の間にかけてある紙表具の山水の掛物に手をかけた。それを掛けかえるのかと見ていると、そうでもないら....
」より 著者:島崎藤村
生家を思出させるような物は殆んどお種の眼に映らない。唯、奥の方の壁に、父の遺筆が紙表具の軸に成って掛っている。そこには、未だそれでも忠寛の精神が残っていて、廃れ....