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「素晴らしい〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

素晴らしいの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ある宇宙塵の秘密」より 著者:海野十三
を完成されていた。当時二組の機械が作られたが、入念に実験されたうえで、 (きみ、素晴らしい性能だ。これならば十億キロぐらい離れても受影ができるよ) といってに....
生きている腸」より 著者:海野十三
た。 「うん、欲しいとおもっていたものが、やっと手に入ったぞ、こいつはほんとうに素晴らしいや」 吹矢は、にやりと快心の笑みをたたえて、窓ガラスをもとのようにお....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
たちに自分たちの知識の大部分を教えたというのは疑いもないことである。そうして一時素晴らしい盛花期が出現した。その後に次いで来た深甚な沈退時代を見るにつけてもなお....
暗号音盤事件」より 著者:海野十三
せた銀の盆の上の酒壜を眺め、にたにたと笑いながら、 「おい、まだここには、こんな素晴らしい逸品があるんだぜ。どうだ、陣中見舞として、一杯いこう」 と、コップを....
小春の狐」より 著者:泉鏡花
と抜くと、掌に軽くのる。私の名に、もし松があらば、げにそのままの刺青である。 「素晴らしい簪じゃあないか。前髪にささって、その、容子のいい事と言ったら。」 涙....
灯明之巻」より 著者:泉鏡花
護愛愍の菩薩である。 「お爺さん、ああ、それに、生意気をいうようだけれど、これは素晴らしい名作です。私は知らないが、友達に大分出来る彫刻家があるので、門前の小僧....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
株ありつく算段で、お伽堂の額を掛けたのだそうである。 開業|当初に、僥倖にも、素晴らしい利得があった。 「こちらじゃ貸すばかりで、買わないですか。」 学生が....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
で、それに所々に黒の斑点の混った美しい毛並は今更自慢するではございませぬが、全く素晴らしいもので、私がそれに乗って外出をした時には、道行く者も足を停めて感心して....
亡び行く江戸趣味」より 著者:淡島寒月
で、これを浅草の金華堂とかいうので造っていた。当時の五代目菊五郎の人気などは実に素晴らしいもので、一丁目の中村座を越えてわざわざ市村座へ通う人も少くなかった。 ....
阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
さま……当節は……」と趙太爺は口を切ったが、言い出す言葉もなかった。「当節は……素晴らしいもんだね」 「素晴らしいと? あたりまえよ。何をしようが乃公の勝手だ」....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
にも手紙を出した。そのうちには、政治上のごたごたの事や、デビーの名声は到るところ素晴らしいため、自由に旅行できることも書いてある。またパリが同盟軍に占領された由....
狂人日記」より 著者:秋田滋
、本当に見ものだった。私は非常に嬉しかった。人間の首を斬るのを見ることは、なんて素晴らしいことだろう。血が波のように、まるで波のように迸り出た。出来るなら私は迸....
J・D・カーの密室犯罪の研究」より 著者:井上良夫
の兇器が銃により発射されたり、投げつけられたり、或はまた、かの四十面相と呼ばれた素晴らしい人物ハミルトン・クリークの冒険の一つにあったように、石弓から射出された....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
服を着て馬上で町内へ乗込むと偶然町名主に邂逅した。その頃はマダ葵の御紋の御威光が素晴らしい時だったから、町名主は御紋服を見ると周章てて土下座をして恭やしく敬礼し....
北海道に就いての印象」より 著者:有島武郎
どは、心の腐るような気持になることがないではないけれど、一度春が訪れ出すと、その素晴らしい変化は今までの退屈を補い尽してなお余りがある。冬の短い地方ではどんな厳....