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素朴実在論
「素朴実在論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
素朴実在論の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「純粋小説論」より 著者:横光利一
思わないが、自己身辺の日常経験のみを書きつらねることが、何よりの真実の表現だと、
素朴実在論的な考えから撰択した日常性の表現ばかりを、リアリズムとして来たのである....
「科学論」より 著者:戸坂潤
』其の他を見よ(何れも岩波文庫訳あり)。 模写説は普通の「哲学概論」によると、
素朴実在論に立脚する認識理論だということになっている。と云うのは、認識されている....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
論哲学の認識論は、大抵、模写説の批判を以て始まると云ってもいいだろう。模写説乃至
素朴実在論は、素朴であり、常識的であり、没批判的で独断的だから、誤っている、とい....
「辞典」より 著者:戸坂潤
実在論となる。問題を哲学乃至認識論に限定しよう。 実在論の最も典型的な模型は、
素朴実在論である。之は、人間の認識は与えられた客観的事物をそのまま模写するもので....
「私は誰?」より 著者:坂口安吾
むもの、からまれるもの、さもなければ文学者にあらず、という有様。私のような原始的
素朴実在論者は忽ちかぶれてハヽア、文学とはそういうものかと思いつめる始末だから、....
「マルクス主義と唯物論」より 著者:三木清
運動において把握することなく、かえって静的なるものに固定する傾向を含むところの、
素朴実在論から我々を出来る限り截然と区別するためである。かくして基礎経験とは、相....