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紫外線
「紫外線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紫外線の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空中墳墓」より 著者:海野十三
たが、皆目消息がしれなかった、というのでしたね。海中に墜落しているのじゃないかと
紫外線写真器でありとあらゆる洋上で撮影をやってみたのだが、矢張り駄目だったという....
「赤外線男」より 著者:海野十三
ものは、この紫から赤までだけではない。紫よりももっと波長の短い波があって、これを
紫外線とよんでいる。
紫外線|療法といって、
紫外線を皮膚にあてると、人体の活力はメ....
「科学と文学」より 著者:寺田寅彦
にする科学という語の包括する漠然とした概念の中には、たとえばラジオとか飛行機とか
紫外線療法とかいうようなものがある。しかしこれらは科学の産み出した生産物であって....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
、いい気持になるのです」 「なるほど。でもほんとうの太陽でないと、からだに必要な
紫外線《しがいせん》なんかが含まれていないから、よくありませんね」 「そんなこと....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
硝子の容器におさめて、あっちに保存してあります」 「えっ」 「もちろんその灰に、
紫外線をかけましてね、さっき読み上げた告白書の文句を読み取ったのです。それからあ....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
の鍋を低くぶら下げたような、いやにきらめく南国午後の太陽と、O! 何と思い切った
紫外線の大氾濫! そして、この西班牙的な群集・西班牙的な乗物・西班牙的な騒音!....
「浅間山麓より」より 著者:寺田寅彦
れわれの「葡萄」に比べると、やはり、きりっと引きしまった美しい姿をしている。強い
紫外線と烈しい低温とに鍛練された高山植物にはどれを見ても小気味のよい緊張の姿があ....
「わが精神の周囲」より 著者:坂口安吾
。私がヨットに乗ったのはこれがハジメテであった。 しかし、ヨットによって猛烈に
紫外線をあびたことゝ、催眠薬の作用がきれてきたせいか、この日から、終夜不眠になや....
「発明小僧」より 著者:海野十三
ヨシヨシ判った。月賦で一つ買おう。」 小僧「オオ神様! 今日はよく売れる……。」
紫外線発生のベッド 小僧「人生は六十から……と申す諺があるのを御存知でいらっしゃ....
「光は影を」より 著者:岸田国士
して、彼女たちは歩いた。 島内京子は、いつも散歩の時は、医者に言われたとおり、
紫外線よけの色眼がねをかけていた。小萩がそれをしないでいるのを、今やつと気がつい....
「暗号数字」より 著者:海野十三
灯のような細長いものを出して、ペン先の看板の裏へかざした。 「さあ、いま私がこの
紫外線灯のスイッチを押して、この裏板へ
紫外線をあててみます。すると一見この何にも....
「紅色ダイヤ」より 著者:小酒井不木
込富士前の理化学研究所、近藤研究室で、整色写真化学の研究を行っておく苦心している
紫外線をば特有のスクリーンで完全に除くことに成功した……」 「兄さんその暗号が分....
「紫外線」より 著者:小酒井不木
ものかということをお話ししておこうと思います。水銀石英灯というのは一口にいえば、
紫外線と称する一種の光線を発生する器械なのであります。そこで私はさらにさかのぼっ....
「現場の写真」より 著者:小酒井不木
寒いと、あまり大きな犯罪も起こらないようだねえ」 と、ある日の午後、俊夫君は、
紫外線装置の部屋から、退屈そうな顔をして出てきながら言いました。 「犯罪など起こ....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
り感じます。そのように、もし「信」の力に触れたものは、驚天動地の働きを演じます。
紫外線、X光線、随分強い電気があります。「信」の力の電気はそんなものではありませ....